グラフィックデザイナーをしています。日々気になるコト、モノ、ヒトなど綴っています


by monaca-333

すごい人気ね〜

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またまた思い立っちゃったんです・・・今回は『国宝 阿修羅展』へ。

先日『ルーブル美術館展』へ行ったときに寄りたかったのですが

時間がなく、今回リベンジ。

それにしても人気なようですね〜。

・・・と思い、開場前には到着しようと、朝早く出発。

それでも着いた時にはけっこうな行列で、日差しの強さと合わせてゲンナリ〜。

それでも待ち時間が20分くらいだったのでホッ。

奈良へは、法隆寺裏に伯母のお墓があるため、訪れることがよくあり

興福寺へも数回参拝したことが。

阿修羅像も拝しているのですが・・・なぜ今回?

普段はガラスケースの中の仏像たち。それが今回ケースから出て露出された状態で

さらに普段は後ろから拝することのできない、仏像の姿を拝むことが。

そしていつもの音声ガイド。今回は黒木瞳さん。

ホント最近の音声ガイドは豪華だな〜なんて思いながら中へ。

黒と赤と、金に似たようなスポットライトが仏像を照らしていて

まず、展示レイアウトがステキ。

シンプルさが崇高な印象を与え、仏像を引き立てて、品の良い豪華さを感じる。

八部衆の「阿修羅像」へ辿り着くまでに、

他の「八部衆像」と「十大弟子像」の間を通るのですが、向かい合う姿に圧巻。

個人的には一番良かった場所。

「十大弟子像」とは、釈迦につかえた最も優秀な弟子たち。

その姿は老いてはいるものの、達観したような、そして慈悲深い表情が素晴らしい。

「八部衆像」とは「阿修羅像」も含め、異教の神。釈迦の守護神。

その姿は象の冠をかぶったり、蛇を巻いたり異教のままの姿。

顔はどの像も幼い少年のよう。

「十大弟子像」が人間の理想とする姿だとしたら

幼き表情の「八部衆像」はその過程・・・のような内容を音声ガイドで話していて

なんだか感慨深いものがありました。

そして今回の展示のタイトルにもあるように「阿修羅像」のもとへ。

辿り着くまでのスロープが、また「阿修羅像」への興奮をかき立てるよう

上手く出来ていて、なんともあっぱれなつくりでした。

360度ぐるりと拝することのできる「阿修羅像」、その姿に人の波、波、波。

確かにスゴい人気。時計回りに回るようスタッフからの指示・・・ぐるぐる〜

前から後ろから、やっとのことで、拝むことができました。

仏像というよりは、やはり他の「八部衆像」同様、

人間っぽい表情で、惹き込まれてしまいました。

記念に今回はTシャツを買ってみました。

そんなわけで他にも全て、巡って外へ出てみると、

朝からは想像できないくらいの長蛇の列・・・。

待ち時間90分以上ですって・・・早く来て良かった〜と、胸を撫で下ろすのでした。

興福寺に訪れるのとは違って、こちらはこちらで見応えある展示で良かったけど

やっぱり仏像はゆっくり静かな場所で拝したいな〜とも思うのでした。

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by monaca-333 | 2009-05-27 09:54 | おでかけの コト